16歳の合衆国 ----□
赤パーカーに惹かれたという不純な動機で借りてきた映画でした。
恋人の弟を殺した16歳の少年の話。もの悲しさが終始つきまといます。刑務所に居るリーランド、虫すら殺しそうにない普通の少年が何故殺人を犯したか。
なんでなのか、わかんなかった。。。
私は、祖母の死に泣いたり、父の不在による寂しさで「悲しみ」というものを分かっているなら、分からない理由で人を殺したりするだろうか、って思いました。分からないけど殺してしまった?それならその人は凶悪な人格を持ってると思いますよ…。人の悲しみが分かるなら、残された人の悲しみも分からないか?殺された子が、かわいそうだ。あの子は死にたいと思ってたとは私は思わない。障害者を何だと思ってるんだ。コミュニケーションがとれなくても、彼には彼の意思がちゃんとあっただろうに。あの子にいらぬ同情をして死にたいんだろうとか勝手に思って勝手に殺したとしか思えないよ。
色んな人が入り混じっててなかなか頭の中で整理もできなかったから、見落としたところも結構あるのでしょうが。。でもアメリカ映画なのにこういう刑務所描写は新鮮でした。なんか、いままですごいイメージ持ってましたから。もちろん凶悪犯もいるんだろうけど、普通の少年と変わらない人もいる。リーランドを見てそう思うのも分かるけど、彼は人を殺したんだ。許してはいけないと思う。悔いて、償うべきだ。この脚本は実際に少年院で犯罪を犯した少年と対話をした経験のある人が書いてるらしいですが、「殺した理由がわからないけれど繊細で普通と変わらない子」を描きたかったのか?それなら犯罪を犯した子をわかってやれなかった人だったんだとしか思えないよ。リーランドが綴る文には共感することも多かったですが、なんでリーランドはあの子を殺して悲しみに暮れなかったんだろ。ひとりの人間の未来を消した事と、家族を壊した事を、絶対に忘れちゃいけないし目をそらしちゃいけないよ。というか、まともならそんな事できるわけない。それは想像を絶する苦しみだと思う。
正直好きとはいえない映画だけど、でも私はこういう年齢を一番わかっていたいです。