8月13日

朝4時ごろだったか…

『******!!!!!』

と外の大音量で響くコーラン(?)で目が覚める。
外は真っ暗である。しばらく詠唱が続きました。たくさんの男性の歌声がイスタンブールに響いています。
この時期、イスラム圏は『ラマザン』と呼ばれる断食期の真っ最中だったのでした。
だからその夜明けの合図なのかな…?ラマザン期以外でもこうなのかは分かりませんが。
ラマザンは、夜明けから日没まで何も口にしてはならないというしきたりだそうです。水すら!大変だ…。

睡眠を妨げるとはいえ、この唄がまたいいんだよね… 良い声だし…


友人「え?全然気づかなかった!」

友人は爆睡していた模様w


寝なおして朝目覚めると外はなんとも爽やかな快晴でした。
窓の外にはジャミィ。す… すげぇ…

(ジャミィとはモスクのことです。すっかりジャミィの呼び方のほうが慣れてしまったのでこっちで呼ぶことにしようデレデレ)

予定外のホテルでしたが、朝食は屋上テラスだよ!と言われてちょっとワクテカしていました。
行ってみたら、自分のいる所が本当に丘の上にたつホテルなんだって事と、そして遠くに見える海!!
海の見える丘の街!!どこの魔女の宅急便ですかこれ…


美しいです。カモメが鳴いてます。…けっこうけたたましく鳴いています。

眼下には何故か廃墟というかむしろ遺跡が・・。どういうこと…。


朝食バイキングも種類が多くて、素敵なホテルを紹介してもらえたなぁ… 気を使ってくれたのかなぁ。
適当にお皿に取っただけなのに美しいです。おいしかった…



朝のうちに本来のホテルに戻れるような話だったので、フロントのおっさんに言ってお迎えを頼みました。
おっさんは本当にフレンドリーで、固い握手もしました。

「僕は毎日夕方からフロントにいるから、いつでもお茶飲みにおいでよ!」
「わかった!」
「約束だよ!」
「OK!」

と言って別れました。
本当にありがとう、おっちゃん。茶は飲みに行きませんでした(THE 日本人)


ホテルに向かう途中。私たちの荷物を持って急激な坂を平然と行く兄さん…


本来のホテルは、
「予定の部屋にまだお客がいてチェックアウトしてないから、彼らが出たら荷物を入れておくからね!」
というわけでまだ部屋に入れませんでした。

…ん?部屋は修理してたから入れなかったのになんでお客がいるの??
修理なんて本当はしてなかったんじゃないの…?(´-ω-`)
ダイジョーブか…?まぁ、荷物はマジでお願いね…!


気を取り直して、イスタンブール探検の始まりです。
今日は月曜日。月曜日は、実はアヤソフィアはお休みで入れないんだそうだ。
歴史的建造物がその辺ゴロゴロしているけど、今日はアヤソフィア抜きコースで行きました。


まずは、大混雑するという
シンドリアトプカプ宮殿から早目に行く事にしました。


いや〜、日本にいる時から地図を何度も見てたはずなのに、地形と地図が全く頭の中で一致しません。
それだけ、この坂道は地図の意味をなくさせる力がありました。
こういってここをまっすぐ行けば着く、とか単純なルートで行けるはずなのに、さっそく「ここはどこ」状態です。
でも今は朝。昨日の恐怖がうそみたいに、路地裏探検を楽しみました。明るいって素晴らしい。
しかし猫が多い。

途中で見かけたパン売りのおっさん。 このパン、名物なんですって




なんとか大通りに出られ、トプカプ宮殿の方向へ歩いていると…

私「 ちょっ… あれ・・・!あれー!!」
友「 ウワァアアア!!!」

ブルーモスクが視界に…!!!二人で大興奮です。
この最初の瞬間を写真に撮らねば!! うわああああなんだよあのシルエット…!!!
素晴らしい!素晴らしい!すばらs…  ん?

新聞はさまっとる!!!よし、一緒にとったれ!!(色々台無し)


ブルーモスクは通称で、本当は「スルタンアフメットジャミィ」と言うんですね。

そういえば友人と二人でトコトコ歩いてたら「日本人〜?」と声かけられました。
親日と聞いたことはあるし、確かに日本語で話しかけてくる人はいっぱいいるけど、
これってただのナンパのノリじゃねーの…?
お兄さん、まるで元々同行者ですよと言わんばかりに普通にどこまでもとなりを歩いてきます。UZAIw
しかし適当に受け答えしていると突然

「おとうと〜??」

え・・・何いってんのこの人・・・?日本語間違ってるだけ・・・?

「私たち女だけど?」 と言ったら

「ええ〜〜〜?うっそ〜〜〜〜」


去れ!!!!!!!!!



すると、ブルーモスクに次いで、とうとうあの人が見えてきた。

アヤソフィア、あなたです。



あなたたち、となり合ってたの!!!!!!!????


もう… なんて  なんて素晴らしいんだ…  あんたら…完璧や… _ノ乙(、ン、)_


トプカプ宮殿に着く前からすでにアドレナリンが出過ぎました。


ブルーモスク、アヤソフィアを贅沢にもスルーし、さあトプカプ宮殿です!!



入り口付近にいたコスプレしたお兄さん方。




まずは宮殿の中でもすごく混むと言われているハレムへ!
こっち?こっちかな? え?ここはハレムじゃない!? 道理で観光客がいないと思った!
宮殿内ですでに迷子。 それだけ広いって事ですよ、うん!
ハレムに入ると、そこはもう…モザイクタイルの洪水でした。
タイル、タイル、タイル!!





もう、このデザイン、たまらん!!!!好き!!!!!
すごすぎる!ハレムすごすぎる!!!

でもどうやらガイドブックに必ず載ってるメインの部屋は工事中かなんかだったみたいでした。

私「あれ?この(ガイドブックの)部屋って見たっけ…?」
友「え?あったっけ…??」

その事にあとで気づく私たち…



その後は宝物館などを散策。気づくとものすごい長蛇の列でした。世界各国の観光客で賑わっていました。
こんだけ「世界中の観光客がいる」と感じたの、初めてだな…さすがイスタンブール…。

宝物館は写真禁止でした。
でも本当にすごかった。装飾品、剣、椅子などに埋め込まれた宝石のすごさたるや。
笑っちゃうくらいでかいエメラルドとか・・・。
ほんとでっかいんですよ…なにあれ…花豆よりでけえ…


イスタンブールが(コンスタンティノープルが?)どれだけすごかったのかが
歴史に弱い私ですら感じ取れました。
それに、細工が本当にどれも素晴らしかったです。
装飾の細かい細工とかは、私は日本人が一番スゴイと思ってたんです。
ヨーロッパの貴族が所有してたような美しい装飾品も、じーっくり見ると意外と細工が雑だったりするので…
でもトプカプ宮殿にあったそれらは、緻密さがすごかったです。職人技術がとんでもねぇ…。
もしこれらの宝物が日本で公開とかになったら絶対また見に行きたいです。見てほしいです。


トプカプ宮殿には3時間ほどいただろうか、サクサク歩いたはずなんだけどな…。すでに足が棒です。
この後は地下宮殿!
地下宮殿はアヤソフィアの近くにあるのだが、地下ですからなかなか入り口が見つからないのでしたw

ここも、感動…

魔女1巻(五十嵐大介著)参照ですよ・・・・・・・
私はひそかに、この漫画のあれとかそれとかの場所を見たいと思っていたのでした。
こっ… この水の下には… 下には…っっ !!??


近年、調査をしていたら柱の下からメドゥーサが出てきたらしい。ゾ・・・ゾクゥ・・・ッ!!!(←ときめいている)



歩きつかれたのでお昼にしました。
観光中心地なだけあって、レストランの前を通るだけですごい勧誘です。
ちょ、ちょっとメニュー見たいだけだからぁああああ ああ もういいです(退散)

無事に入れたレストラン。

この人が素敵でした。多分、まだ新人で慣れてないと見た。仕事に慣れてて自分のペースでフロアを動く人が多いなか、常にキョロキョロしててちょっと焦ってる感じがツボでした。


ドネルケバブを食べました。私、羊肉ってどうもケモノくさくて苦手なんですが、半分くらい食べたら自分でもびっくりするくらい「おいしい」と感じました。トルコマジック



体力回復して、とうとう今度はブルーモスクへ行きます。
(余談ですがここに行く途中に話しかけられたトルコ人の日本語→「バザールでござーる」。古いよ!)

ここは観光地の目玉のひとつではありますが、今でも普通に祈りの場として使われているため、女性はスカーフを巻いて入らねばなりません。男の人でも肌の露出もNGみたいです。

内部、とんでもなかったっす・・・・

なんですかこのタイル・・・・・・・・・・


床の絨毯も素敵だし・・・・

半分からは柵が置かれていて、その先は信者しか入れません。祈ってる人や、コーランを読み上げている人がいました。床に座ると、その祈りの風景や心地よい詠唱でものすごく落ち着くのだった…。
お祈りを柵の向こうから眺めるのは何だか見せ物みたいで少し気が引けますが、
同時にこういう本来の風景を目にするとますます感動します。
過去のものになっていない、生きた姿というのが。


その後はグランド・バザールを目指しました。
(かわいい風景は無条件で撮ります)


ガイドブックにも「迷路みたい」と書かれている有名なバザール。
ここって、城壁のように壁で囲まれてるんですね。

ひとつの建物なのか、壁があるだけなのか、よく分からない空間でした。

そして四方八方に伸びる路地、店、店、店、人、人、人、トルコ人による日本語日本語日本g うぜえええww

本来、雑多な空間がビジュアル的にすごく好みなはずなのに、生気を吸い取られて写真は最初にとった数枚のみ…。それくらいごちゃごちゃしているし、なにより日本語の勧誘がしつこくて、ゆっくり見てられない…!!!ちょっとでも足を止めようもんなら近寄ってきて、あああもう!!ww
「日本人ー?チョット待って〜!コレ安いよー!安いヨー!」
「ニコッ (うるさいなーもうー はいはいサヨナラ〜)」
「行っちゃうのーチョットー!持ってけドロボー!!!!

持ってっていーんか!!ww
そんな日本語攻めの嵐をくぐりぬけ、疲れ果てて、ちょっと座りたいよね…ってことでジュース屋にて一休み。おっさんが素敵な笑顔でイスを用意してくれて、店の兄ちゃんに注文してくれて、(このおっさんが店の人かどうかはわからない笑) あとは兄ちゃんがオレンジを絞ってくれるだけなんですが・・・・・・  遅えwww 誰かと話したりなにやらしてて、もうだいたい分かってきたけどほんとマイペースだよね…(´ー`)

ジュースを待ってる間、同じテーブルで一足先に休んでいた日本人の女性2人組とお話しました。
「うまく値切れました?(´Д`;)」
「いや〜… なかなか(´Д`;)」
聞くとこの方々もイスタンブールに着いたばっかりのもよう。すると

空港に送迎の人が来てなくて、大変な目に遭いましたよ…(ノД`)

ちょwwwww 同じ目に遭ってるってどゆことだよ!!!!www
彼女らは途方にくれ、電車で市街地を目指して行ったそうです。
す、すげぇ…私が怖くて絶対ムリと思ってたことを!

「でも電車降りてどうしたらいいかわからないで挙動不審でいたら、周りの人が助けてくれて…」

へ、へぇ〜…!危険な状況に聞こえるけど、トルコ人ってほんとに親切なんだ…!(←まだ疑っている)


そしてお互いの健闘を祈り別れました。
イスタンブールは日本人観光客もすごく多くて、そこも少し安心できるポイントでした。
いままで外国で日本人見かけるとゲェって思ってたのは誰だったかな…
オレンジジュースはその後やっと絞られました…。一瞬で飲み干しました。。


グランドバザールを一通りまわり、少し買い物とかもして、今度はスレイマニエ・ジャミィを目指しました。
足が棒のようだ。 いや、むしろ棒だった。

近すぎて写真的に失敗した一枚


ジャミィはどこも土足厳禁。入り口には当たり前のように絨毯が。
もったいなくて使えないようなこういう素敵な絨毯を平気で(しかも外で)使うとこがすごい… 絨毯が身近なんだなぁ


スレイマニエ・ジャミィもものすごく素晴らしかった。ほんと、なんて落ち着く空間だろう…。言葉が出ない。



余談ですが、ここのジャミィで、間違って男子トイレに入ろうとしてしまいました。
手を洗っていたおじさんに、無言で「女性はあっち側だよ…」と目で合図をされました…
すっげー恥ずかしかった


絶対に顔を向けようとしてくれないぬこ達




そこから、今度はまたブルーモスクを目指しました。
ブルーモスク(その他)のライトアップを見たい!見なければ!!
また歩きます。もう何なの私の足?足って何!?棒なの???

その道中トルコアイスのお店がありました。トルコアイスのお店ってパフォーマンスも有名じゃないですか。
ハイ!って渡したと思ったらコーン部分だけだったり、そこからまたアイスくっつけてコーンごと奪ったりと、アイス職人が客をからかうんですけど、まさにそれをやられている女の子を目撃しました。おばあちゃんと二人連れだったんですけど…
その女の子、からかいが過ぎて、泣いちゃったんですよね…
なんだかすごく見ちゃいけない所を見てしまった気がしました…

ん?せっかくのトルコアイス、食べないの? 食べたいけど、もう散々グランドバザールその他でトルコ人をあしらい続けて疲れ果てていた私たちは、その程度の冗談でもリアクションをするのがめんどくさくなっていたのだった…(トルコ2日目ですでにトルコ人に疲れる二人)


もう「日本人〜?」「コニチワー」の返事すら疲れたので、

「ニホンゴ〜?ワカラナ−イヽ(´ー`)ノ 」と外人のフリをしていました

ようやくブルーモスクに到着。なんだか周辺の広場は人でごった返していた。なんとなく観光客というよりは、イスラム教の人たち、といった印象。
というか、みんなじゅうたんをひいてまるでピクニック!(ブルーシート、レジャーシートではないのだ。みんな絨毯なんだぜ!!!日本ももっとこう、ござにこだわるとかさ、美的感覚をだな…もっとさー…!!!!! と、思った)
結局何なのかわからなかったけど、ラマザンはお祭りみたいなものなのかな。
日が沈むと食事OKになるから、みんなパーッとやるのかな…?
でもラマザンといっても約1ヶ月くらいあるのに、毎日こんな風に外に出てきてお祭り騒ぎするのか…?
よし、明日もこの時間にこの辺来てみよう、もしかしたら今日が何か特別なのかもしれないしな。

ようやく日没。
大音量のコーランと同時にブルーモスクがライトアップされた。電飾で文字が浮かんでいる!
何アレかっこいい!


お向かいのアヤソフィアもライトアップ。


周りはますますお祭り状態です。日本の夜店にもありそうなへんなオモチャ売ってる兄さんとかも現れました。う、売れるのか…('д`;) 何故か子ウサギを売ってたり…。あんまり小さくて可愛かったんで、フラ〜っとよってって手のひらに乗せてもらったりしたんですが売りつけられたらイヤだなと思ってササッと返して退散w
ここでしか食べられないもの!と思って屋台のものを買ってみました。ハチミツに漬かりまくってるお菓子でした。味は想像通り、ものっすげー甘い


そうこうしていたらもう9時とかになっていた。ヒーッ 夜の出歩きは怖いっ!でも夜の遅さなんてまるで感じないこのお祭り騒ぎはいったい何なの…!?
そうして、やっとホテルに戻りました。
部屋はちゃんと用意されていました!!
よかった…やっと、やっと本来のホテルの部屋に到着です!!。・゚・(ノ∀`)・゚・。


一日、ながっっっ